namuv8’s blog

wellbeing

時代の変化と対応

94歳のおばあちゃんが言ったこと。

 

「老人は紙切れの様に扱われている。昔は年配者を大切にしてきたのに。私は悪い事もせず一生懸命謙虚に生きてきたのに。これ以上どう謙虚に生きる事ができるのか。自殺したら余計に迷惑かかるし、長生きするのが悪いんだろうか。世の中どうなってしまったの?どうすれば良いんだろうか。」

 

この言葉にはいろんな想いが入っているのだと思います。そのうちの一つとして時代の変化に対して日本の福祉の大きな遅れがある事を示しています。

 

核家族が進み、年配者の世話をできるもしくはしようと思う人は減っています。

更には、長寿化のため年配者の子供はすでに年金暮らしの状態になりつつあります。

 

お金をあまり持っていない高齢者は介護施設を利用する費用すら足りません。その子供達は既に年金暮らしで自分達の老後の資金の調達で精一杯です。

親としてそんな子供達に無理を言う事はできません。

 

重度の介護認定を受けない限りは有効的な補助を受けることが難しい現状です。

 

質素に暮らしてきたお年寄りには生きづらい世の中になった事は確かです。

 

孫達はこの様な現状をみて、長生きはするべきではないと思うことでしょう。多少不健康な事をして早く死んだ方がいいと。

 

年配者が次々と不幸になって行く日本で、生きる希望を持つ事ができるでしょうか?

 

これは家族間だけの問題ではなく、国として正面から立ち向かい高齢者の人権を尊重するための効果的な対応をするべきではないでしょうか。

さらにこれは、次の世代の不安を取り除き人生に希望を与え国民の幸せの為になる事でしょう。

 

時代の変化への適切な対応を。