namuv8’s blog

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誰かが負ける

「誰かが勝つ時は誰かが負ける」

 

ふとした拍子に、

当たり前の様な言葉が、角度を変えて私の胸に突き刺さります。

 

スポーツや娯楽のゲームであれば良いのですが、人生が関わる時に本当に争うべきなのかと考えてしまいます。

 

人を不幸にする様な勝負からは逃げたいと思ってしまいます。

 

もし、私が勝っても、誰かが負けて不幸になったら、私も幸せにはなれません。

 

今の世の中は人生の勝負けをお金に託し、そのルールに従ってシステムを作り、次々と人々を巻き込んでいる様に感じます。

 

その先にはどんな世の中のビジョンがあるのでしょうか?

 

良い頭と技術を持っている人間だからこそ、 優しさと愛情を中心とした社会作りに挑戦するべきではないかと思います。

"ビジネスブーム"のあった時代

今、世の中の人々の頭の中はお金に関わる事でいっぱいではないでしょうか?

 

喜び、悲しみ、苦しみ、楽しみ、不安、希望、愛情。お金はこの様な事に大きな影響力を持っているようにみえます。

 

あたかも、お金さえあればほとんどの心配事から解放され幸せになれるかのような。

 

とくに日本では、残念ながらこれは大部分をしめる現実であり、社会のシステムの中にしっかり組み込まれているように思います。

 

そして、マネーゲームにほぼ強制参加状態です。

 

お金を産み出すための"ビジネス"という言葉は過大評価され、法律上問題なければ"ビジネス"と言う正義のもとに何をしても良いような雰囲気を感じます。

 

そこにはどれほどの愛情と人間味があるでしょうか。

 

反対に評価されない人達がいます。

 

例えば、

さやしくて損をする人。

譲ってしまう人。

困っている人を助ける人。

同情する人。

本当の必要性を感じられず生産性をあげられない人。

意義を考えてしまう人。

ドライになれなくて余分と言われる時間と労力を費やす人。

罪悪感や劣等感に押し潰されそうな人。

 

すみません、ちょっと上手く表現出来ていませんが。。

 

この様な方々ほど人間味と愛情に溢れているのではないでしょうか。繊細に感じられる才能が故に苦しむ事が多くなっているのではないのでしょうか。

 

少なくとも私はそのような方々を心から尊敬し応援しています。

 

世の中はまるで波の様に良い時も悪い時もありながら。

希望を絶やさない限り。

少しずつ良い方向に向かっていると信じています。

 

次の時代では先程あげた今生きる事や幸せを感じる事に自分なりの工夫が必要な方々が評価されロールモデルとなるのではないのでしょうか。

 

時代の流れと共に経済第一主義は弱まり、何十年後かの教科書には"ビジネスブーム"のあった時代と過去の産物となっているのかも知れません。

民営化の本質

経営の立て直し、競争社会での機能や意識の改善の為に公共の組織が民営化される事があります。

例えば、鉄道や郵便や病院など。

 

多くの場合はサービスの低下や、赤字になって国や地方の負担を減らす為が目的になっているのではないかと思います。

 

これは民営化にする事によって一定のサービスの向上や経営状況を良くするために効果があると思います。

 

ここで、表面的な問題としては民営化にする事によってビジネスとしての考えが強くなる事です。サービスに関しても売り上げに繋がらない行為を省く事になり、少数派の困っている人には行き届かなくなる可能性があります。

また、経費削減のため少ない人材で重労働を行い逆にサービスを低下させる可能性や使用する物販なども質の悪い物を使う事が起こり得ます。

 

さらに、大切な観点としては国や地方自治体の体制の悪さを認める事であり、そこに関わっている公務員の意識の不十分さを浮き彫りにしています。

 

上手くいかない責任を民間に転換しているようにも取る事が出来ます。国民の生活にとって大切な組織ほど公的な管理が必要だと思います。

 

例えば、教育・病院・介護施設など。

これらの公的機関は少なく実際には民間企業に頼っています。低所得層の多くの国民は私立の施設を使う事が難しい現場が広がっています。

 

そしていくつかの結果として、多くの人が生活の苦しさを味わい生活保護を受けたり(幸運にも申請が通った場合)、それを見ている若者は将来への希望を失い日本の少子化を加速させ、国の歳入も減って行くという悪循環を作り上げています。

 

これは結果的になってしまっているのではなくて、予想出来る範囲内のことです。

 

まずは国や地方自治体の常識やモラルの向上といった本質的な課題と向きあう事が大切ではないかと思います。

そして、後手を踏んだ政策ではなくて先を見据えた将来性のある政策が必要になっているのではないかと思います。

 

 

時代の変化と対応

94歳のおばあちゃんが言ったこと。

 

「老人は紙切れの様に扱われている。昔は年配者を大切にしてきたのに。私は悪い事もせず一生懸命謙虚に生きてきたのに。これ以上どう謙虚に生きる事ができるのか。自殺したら余計に迷惑かかるし、長生きするのが悪いんだろうか。世の中どうなってしまったの?どうすれば良いんだろうか。」

 

この言葉にはいろんな想いが入っているのだと思います。そのうちの一つとして時代の変化に対して日本の福祉の大きな遅れがある事を示しています。

 

核家族が進み、年配者の世話をできるもしくはしようと思う人は減っています。

更には、長寿化のため年配者の子供はすでに年金暮らしの状態になりつつあります。

 

お金をあまり持っていない高齢者は介護施設を利用する費用すら足りません。その子供達は既に年金暮らしで自分達の老後の資金の調達で精一杯です。

親としてそんな子供達に無理を言う事はできません。

 

重度の介護認定を受けない限りは有効的な補助を受けることが難しい現状です。

 

質素に暮らしてきたお年寄りには生きづらい世の中になった事は確かです。

 

孫達はこの様な現状をみて、長生きはするべきではないと思うことでしょう。多少不健康な事をして早く死んだ方がいいと。

 

年配者が次々と不幸になって行く日本で、生きる希望を持つ事ができるでしょうか?

 

これは家族間だけの問題ではなく、国として正面から立ち向かい高齢者の人権を尊重するための効果的な対応をするべきではないでしょうか。

さらにこれは、次の世代の不安を取り除き人生に希望を与え国民の幸せの為になる事でしょう。

 

時代の変化への適切な対応を。

この常識は非常識になるべき

ほとんどの人々は生まれた国で過ごす事が決められています。

 

他の国に住みたいからといっても簡単には実行できません。

 

移民を受け入れない国もありますし、重国籍が認められない事もあります。

 

私はこれまで多くの日本人にこのことについて質問してましたが、ほとんどの人が住む国を選べない事に対して疑問は持っていませんでした。そして、それは当たり前であると。

 

県や市というカテゴリーは私達に選択の自由を与えます。

 

しかし、国になると私達は束縛されます。ほぼ私達に自由はないと言えるでしょう。

 

日本の戦国時代は国ごとに分かれていました。

そして、交通手段を除いても他の国へ行くのは気軽ではなかったと思います。

後に、天下統一され日本国となり私達は自由に日本の中で移住する事が出来るようになりました。

 

今、世界は国ごとに分かれて武力・経済力で戦っています。

 

いつしか世界が統一され、

国の中に閉じ込める事が非常識で、

自由に世界中を移住出来る事が常識になるべきではないでしょうか。

やりたい事

イチローの引退会見での子供達へのメッセージ

 

「野球だけでなくても良いんですよね、始めるものは。自分が熱中できるもの、夢中になれるものをみつけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけて欲しいなと思います。

それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思います。それが見つからないと、壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。

色々なことにトライして、自分に向くか向かないかというよりも、自分が好きなものを見つけてほしいなと思います。」

 

好きなものが仕事として成立した事はイチローにとってとても幸運な事であったと思います。

人生において自分のする事を決める時には多くの考え方があると思います。

 

その一つとして、イチローの「自分に向くか向かないかというよりも、自分が好きなものを見つけてほしいなと思います。」というメッセージは幸せを感じながら生きて行く上でとても大切な事だと思います。

 

例え上手でなくても、賞賛されなくても、お金にならなくても、好きな事は好きな事であると思います。

 

お金と人と比べるという観点を除いて考える事。

 

やりたい事が特別である必要はないと思います。

 

どれだけドキドキワクワクでき、エネルギーを注ぐ事ができるか。

 

 

 

苦手な事の魅力

苦手な物事は私達に成長のチャンスを与えてくれる

 

私達は苦手な物事に対してハードルを感じています。

それは大多数の人には感じる事のできないハードルです。

 

ハードルを乗り越えると満足感が発生します。

 

得意な事のハードルを見つけるためにはそれなりのステージを見つける必要が出て来ます。

 

しかし、苦手な事のハードルは身近な所にあります。そして、多くのそれらを乗り越えるチャンスが与えられる事でしょう。

 

そして、もっとも苦手なハードルの一つを乗り越える事ができたならば、とても大きな勇気と自信を得るでしょう。

 

私達はほとんどのハードルを乗り越える事ができると感じ、人生にさらなる喜びと選択肢の広がりを持てるようになるでしょう。

 

素晴らしい経験ができる魅力を苦手な事は持っていると思います。

 

“I Love 苦手”